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イベント・音楽情報

2008.06.01
⑮ エレクトーンのレッスン  機種に頼らないレッスン

d1b955b6.jpg独立して教室を開いて10数年経ちましたが、最近エレクトーンを習いたいという生徒さんが増えつつあります。


関西圏にはエレクトーンを教える教室が比較的多く、楽器店も物凄く力を入れてイベント等を行なっているように思います。


30年以上エレクトーンに関わってきて、楽器の移り変わり、時代の移り変わり、お母さま方の意識、子供の変化などいろいろな角度でものを見てきました。


中でも最も多いご意見は

「エレクトーンは新しい機種が出るたび買い替えさせられるから、ピアノにします」


なるほど・・・・ このご意見すごくよくわかりますよ。


それよりも驚いたことはヤマハから一歩外へ出たら、エレクトーン(いいえ、他メーカーの電子オルガン系すべて)がこんなに認知度が低いとは知りませんでした。


足鍵盤を見て「これ、何ですか?」 「どうして足が動くのですか?」とか
私の友達などは演奏する姿を見て「十二観音像?とか中国雑技団?」とかとてつもないたとえをするので、その度に爆笑しているのですが・・・・。


さてエレクトーンレッスンのお話に戻りますが「こんなに音源データに頼りきった演奏だけでいいの?」 10数年ず~~っと思っていました。
かといって1曲のデータを作るのに何日も、何時間も費やす時間があるのなら、ピアノを何時間も練習した方が良い!と私自身10数年近く悩んでいた時期がありました。
確かに演奏データに合わせた演奏はカッコイイです。


でも、導入部分や初心者はやはり昔ながらのアナログ的なレッスンが一番いいのです。
コードを教えていろいろなリズムを刻む練習、ピアノでは味わえないレッスン法、基礎的なことをキチンとやれば音楽のジャンルもポップスからクラシック、ジャズやフュージョンなどさまざまなジャンルにすぐに移行できるわけです。


音色の種類もさまざまですので、いろいろな楽器の音や弾き方、特色をつかむことができますし、いろんなジャンルのリズムも子供の時から耳にすることができます。


もちろん中上級レベルになりますと音源データを使ったレッスンをも行ないます。


こんな例がありました。


グループレッスンら来た生徒さんなのですが、レッスンではエレクトーンを使用していにも関わらず、足鍵盤を一度も使うことなく、何か一人で1曲でも弾けた!という満足のいくものがない、というまま小学校高学年にさしかかっていました。
弾くのは嫌いじゃないのに辞めたい・・・と。


ある日「せっかくここまでやってきたのだから先生何とかしていただけませんか・・・」とそのお母さまがウチに紹介で飛び込んできました。
その時本人はもうやる気がなくなっていました。
いらした時点で本人にやる気がないのならやってもムダなのでお断りしようと私は思いました。


「何とか体験レッスンだけでも・・・・」
「レッスンそのものを辞めたいのならウチ体験をしてもムダですよ。
お子さん本人といらして下さい。お話をしてみましょう。以前にどんなテキストを使っていたのか見ますから持って来て下さい」


体験というよりもこの日は面接でした。当日、まずピアノに座ってもらいました。
「足鍵盤を使ったことがないのならピアノなら弾けるよね?何か弾いてみて。」
「どういうのが弾きたいの?今流行りのJ-POPとかジブリとか?それともクラシック弾きたいの?」
「・・・・・わからないです。」


「・・・ん~、どうみてもクラシックという感じではないわねー。こんなのはどう?」
「・・・・・・」
「じゃあ、今度はちょっと先生がエレクトーンで1曲弾いてみせるから、見てて」



「お母さん、どう見てもピアノという感じじゃないですよ。今からクラシックの基礎がないまま先入観でクラシックピアノをやっても絶対続きません。音楽そのものを嫌いになりますよ」


「でも先生、エレクトーンって買い換えていかなきゃいけないでしょう?」



「確かにそういう声も巷では流れていますが、上級とか本人が本当にやる気になった時また考えればいいのです。今ちょうど上級機種で中古がドドーンと出ますから、それで大丈夫です。まずはおウチに帰ってゆっくり考えて下さい。
結論は本人に決めさせてあげてくださいね」


それから数日後・・
「あのぅ、本人がエレクトーンをやりたいと言い出しまして」
「そうですか。やはりクラシックピアノは??とあの時私も感じましたから。
私もいろいろな曲を提供していきますから。まあ、楽しみにしていてください」


それからあまり口を開くこともない生徒さんですが、練習だけはキッチリやってくる生徒さんでした。
1冊のテキストをすべてクリアする生徒さんでした。


その生徒さん、今やクラブは吹奏楽、塾を週3回こなしエレクトーンのレッスンは毎週、ポップスからクラシックのオーケストラまで、とにかく片寄ったジャンルしか弾けないということのないようにあらゆるジャンル、あらゆるタイプの曲を提供し続けた結果、今中学3年生。 誰よりも長く続いて誰よりも熱心にレッスンに励んでいます。


すべての生徒さんがこのような事例になるとは限りません。


すべては本人です。本人のやる気とご家庭の環境・意識なのです。


 


ちなみに私は子供時代(ここからはエレクトーンをかなり長くやっていらっしゃった方にしかわからないと思いますが)
最初に買ってもらったエレクトーンがB-4   この機種で7級まで取りました
足鍵盤が1度折れました。
中学2年の時にさすがに見るに見かねてセールスの方が家にいらしてやっとC-400を買ってもらいました。  これで5級まで取りました。



通っていた高校がヤマハの札幌センターの近くでしたので、学校帰りに閉店まで新機種をさわらせてもらったりしていましたね。
そうしてお店の人に顔を覚えてもらえれば、店頭や街頭で弾かせてもらえるかも? なんて常に考えていましたからね、あの当時は。
上級になるとまわりはみんなD-60とかD-700,800 とか当たり前に持っていましたし、デモンストレーターを目指していたその当時はそういうのが当たり前で講師を目指していた頃はE-70をもっている人もまわりに結構いましたね。


いつもハングリー精神だったのですよ。


買い替えをするようになったのはちゃんと講師になってから、自分のお金でです。
毎月の楽譜もELもステージアもクラビノーバもピアノもグランドもアビテックスも今ではちゃんとヤマハに貢献していますから・・・・。 笑

先入観や集団でのうわさ・憶測で判断し大切な音楽の芽をつぶさないことです。

 

ピアノ教室 エレクトーン教室 ジャズピアノ コードネーム 横浜 青葉区 田園都市線 

カテゴリー:① 子供のレッスン, ⑦ エレクトーン・電子オルガンのレッスン タグ:
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