ページトップ

イベント・音楽情報

2013.03.18
導入期のレッスン ~使用する教材と指導者によって雲泥の差がでます~

130317_144017導入期つまり入門時にどんな教材をどのように活かして指導するか、これによってそのお子さんがピアノを練習するのが好きか嫌いになるかの大半が決まることが多いといっても過言ではありません。

10数年前にはお問い合わせで「バイエルは使いますか?」というご質問も多かったように思います。
それ以前から私はバイエルには疑問をもっていまして、子供のレッスンに使ったことは1度もないですね。

昔は導入教材はバイエルしかなかったけれども、指導者や保護者様の世代(その当時の保護者様と今の保護者様とでは世代が違いますね)その後いろいろな導入教材がでてきたり、バイエル以外にも昔からある西洋の教材やごく近年日本人ピアニストが考案した教材などいろいろ研究してみましたが、ほとんどが次のステップに移行するときどうするの? と疑問に思うものだったり、一見子供を弾きつけるけれどもおそらくここで大半の子どもはつまずくだろうな、と思うものだったり。

結論としていたってシンプルにモノを考えればBESTなんだ! ということになり、以来そちらを使用することで現在に至っています。

子供テキスト、大人のテキスト それぞれと入門年齢や大人であれば世代別や何をどのくらい習いたいのかということをよくお聞きして選ぶわけですが、この時 お話を伺ったり実際に体験レッスンなどでお会いして 瞬時にどういうタイプかを見極める ということでその人にBESTなものを選んであげられるわけです。

教材に関してはかなり研究しましたし、今でも現在進行形で常に新しいもの、既存のものを含めて

【これらをどのように教えていくか】 【どういうことを望んでいる生徒さんに最適なのか】 
いつも目を光らせていますね。

加えてずっと同じシリーズで中上級まで行く必要もないですね。
この辺の見極めも大切だと思いますが、個人差というのもでてきますからみんな同じというのもどうでしょうね。
 
中級から上級にかけてのチェルニーがありますが、あれをキッチリやったところで多彩な音楽性は育たないように私は思います。
むしろ今まで好きだったピアノを一気に嫌いにさせるにはもってこいの教材かもしれませんね。

事実、引っ越しなどで教室を移ってきた生徒さんで以前にどんな教材を使っていたのか見させていただくのですが、
この中にチェルニーが混ざっていると当然のようにそのお子さんの目は半分死んでいて「また、ピアノ習わされるの?」ともいわんばかりの感じのお子さんが多いのです。

よく試験などで チェルニー30番程度とかチェルニーから1曲などと謳われている場合がありますが、それはレベルのめやすのことであって、あれをキッチリやる時間があるのならば、クラシックの大曲をゆっくり時間をかけてやるほうが後々ずっと実になることが多いと思います。 

ブライダルラウンジのコースの生徒さんともよくこの話をするのですが、導入期の頃につまらない楽曲や練習曲ばかりの教材を使ってレッスンをしたら幼児や小さいお子さんはもう、それだけで音楽やピアノが嫌いになり練習も苦痛になってしまいます。

これがずっと後々の大人になっても思いとして残ってしまうのです。

これらをお読みになって 「そうだ!私もそれで嫌になったんだ!音楽とかピアノは好きでもやれされている曲がホントつまらなかった」 

と正に今PCの前で叫んでいらっしゃる方も多いかと思います。 

指導経験が浅いとどうしても自分が使ってきた教材をそっくりそのまま自分の生徒にも使ってしまう。
あるいは指導経験が長くてもずっと昔からの教材で相変わらずの指導をしてしまう。
日本人独特の 保守的といいますか、みんなコレを使っているからこれ というあの感じです。

それだからいつまでたっても日本の音楽教育がずっと変わらないんですね。

学校の(正確には文部省のといったほうがわかりやすいのでしょうか?)音楽は時代が昭和から平成になって、もう4半世紀が経過するというのに子供達に聞くと大昔と全く変わっていない!

ヘ音記号の読み方は教えていないし、どう考えてもピアノを習っているお子さんとそうでないお子さんとの差がありすぎなんです。
中学に至ってはもっとひどいです。
教科書はよくなっているのに、その中身を全くと言っていいほど教えていない。
合唱指導だけというところがほとんど。 これまた音楽が好きで吹奏楽部に入っているお子さんだけが断然有利で、ピアノ伴奏が出来るお子さんと指揮が出来るお子さんだけがスターになれる。
変声期を迎える男子はいつの時代も恥ずかしがって歌うのを嫌う子も多いのです。

この図式ができあがる前の小学校でもっと基礎的なことを充分に楽しく教えることが出来れば日本にはもっと音楽好きな子供が増えるハズなんです。

そこから試行錯誤しながらでもいろいろ学んだり研究して行くことができるといいのですが、例えば昭和の40年代に使っていた教材をそのまま現代の子に与えるとか、「これ、お母さんのお下がり?」ともいえるようなものを使っているような例も見たことがあるのですが、生徒もそれを与えられたらそれしか知らない。
これってどうかな? と思うことがありましたね。

今の時代だからこそいろいろな教材がありますし、それをまず指導者が手にとってどのように教えるかを研究してみることが一番大切なんじゃないかと思うのです。 
また、中身が同じでも表紙や譜面のレイアウト、音符の大きさ の違いによって子供が劇的に効率よく練習するか
譜読みに時間がかかるなど練習効率が悪いことによってやがて練習も億劫になるということも大いにありますね。

大手の音楽教室でしたら講師は何年かごとにテキストが改良されそのたびに研修がありますし、特に新人講師は教材を使っての模擬レッスン(講師同士で先生と生徒に見立てたレッスンのお芝居です)が行われますが。

私も今ではなつかしい思い出の一つですが(今までの人生の中であんなに笑った時期はないくらいです)
実際、人、子供を教えることは一人一人生
身の人間を相手にするということですから、マニュアルどおりになんて行きません。 
たくさんの導入期のお子さんをみてきましたが、本当に一人一人違いますね。

今では 【こういうタイプのお子さんはこういう風に接すると良いわ。こんな言葉がけをすると上手く行くわ】
【ここでつまづかないように、ここでは慎重に進んで行くといい。ここはあまり深く追求せずにあっさりと進むとよい】
というのがわかってきましたね。

ここで幼児入門ですばらしい生徒さんをご紹介したいと思いました。


 Kちゃんはは昨年12月に入門したばかりの年中児さんです。
体験レッスンの時から 「サクサク進んでいくとてもかしこいお子さんだなぁ」と思いました。
レッスン開始からあれよあれよと曲が進んで行き、習い始めてまだ3カ月なのにもうステップ1が終わりそうな感じです。 そして一つ一つ 音楽的に弾いてくるのです。

なぜでしょう?

答えは至ってシンプル。
本人がピアノを弾くことが好きだからです。  たったそれだけのことなんですよ。 

年齢に関係なく ピアノを弾くことが好きだから。  それが一番大切なことなんです。 

柴田音楽教室 0459138946  レッスン中または時間外は留守番電話にお名前とお電話番号とメッセージをお願いいたします。

あざみ野 たまプラーザ ピアノ教室 

カテゴリー:小学生のレッスン, 幼児のレッスン タグ:
ページトップへ