- 2008.11.20
- ジャズピアノ ~臨機応変に対応できるような演奏力~
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今日はジャズに限らず「譜面にはない臨機応変な演奏について」ちょっとお話したいと思います。
ラウンジプレーヤーの極意のところでも少し触れたのですが、クラシックだけを長年キチンとやってこられた方には、譜面どおりキチっと弾くことには慣れていても、その時々、いろいろなシュチュエーションでこんな曲をこんな風にアレンジしてということが難しいとおっしゃられます。
それはいたしかたないことだと思います。
だって今までそういうレッスンはされてこなかったのですから。これにはまず第一に「コードネーム」の勉強をなさることが大切です。
基本コードを覚えて「コード覚えました!」のレベルではなく、コード進行の流れから メロディにコードを付けてみる メロディとコードネームしか書かれていない譜面をいかにそれらしく演奏するか・・・。
それらしく と言うのは その曲に合った伴奏の付け方を実践していくことなんですね。
基本コードだけではイマイチあんまりオシャレじゃない、何を弾いてもワンパターンの伴奏しかできない、そんな方も多いのではないでしょうか?
基本コードやワンパターンのコード付けから脱出したい。
このようにコード進行を一歩先へ進んでちょっとオシャレに変えることを リハーモナイズ というのです。
同じ曲でもコードの付け方でこんなに雰囲気が変わるんですよ。
これは基本から応用までコードの付け方を学ぶことで取得できるのです。バリバリ ジャズの理論をお勉強しようとして分厚い本を買ってきて独学しようとして結局本棚にしまいこんであります。 なんて方もいらっしゃるかと思います。
そういったムダに遠回りなことをする前に、クラシックやポップスをジャージーに聴かせるための演奏もあります。これはすべて先日お話した メロディフェイク + コードネームリハーモナイズ
でできますよ。柴田音楽教室