- 2017.02.06
- 日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室での演奏に対して
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ご覧の皆様にはなじみが薄いかもしれませんが、先日 JASRAC(日本音楽著作権協会)が音楽教室での楽曲演奏・指導に対して著作権料を取る。 というお話。
(あくまでも教室経営者が微収されるということですので)というニュースが飛び込み、我々音楽関係者はネット上で大きな波紋を呼びました。
その理由が
「CDが売れなくなったから」はぁ?
某SNS上でこのニュースが朝飛び込んできまして、かなり以前からクラシック音楽だけではなく、多彩な音楽を子供たちにそして大人の方々へも提供し続けている者として発言したところ、知らない方からもどんどん拡散され続けましてその反響は一日中どころか翌日にも、その次の日も影響を及ぼしました。
SNSではこちらのブログのように保護者様向け・生徒様向けの発信ではなく、
あくまでもピアノの先生・音楽関係者、そして期間限定で私が音楽を仕事にするキッカケとなった多大なる影響を受けたとあるバンドの一部のファンの方々との交流の場になっておりますのでこちらではその影響のあった発言と個人的な見解を書いていきたいと思います。
ことの発端となったニュースはこちら。
こちらの記事対するどんどん拡散されていった私の投稿は
クラシックって楽曲を知った時点で作曲者は既にこの世にいないわけでしょ?
それ以外のジャンルは?
著作権が楽譜代に上乗せされるのは納得いきますが・・・・。
そうすると従来通りますますclassicしか教えない教室になるのでは?
習う側はclassicだけなんて望んでいませんよ。大半の子供が小学生で辞めるとか練習をしないのは日本の家庭内でクラシックが流れていないから、定着しない。
だからいつまでたってもお稽古としてとしか捉えられなくなるんです。
それ以外の楽曲をやると子供は生き生きとして大学まで辞めないですよ。生徒さん側は楽器の演奏技術を体系的に学ぶためにレッスンに通ってきているわけなので、「聴く側」として音楽を楽しむために音楽教室に通っているわけではない、と思うのですよ。 (コンサートじゃないんですからねぇ)
だからどんな音楽を習いたいかということは生徒さん側が決めることなんですよ。
そう思いませんか?昭和の時代からこういう固定観念から抜け出せないから日本の音楽教育は失敗してきたと思うのですよ。
もう時代は平成も終わろうとしているのに、いや,日本は遅れすぎていると思う。
日本人の悪い癖は 自分の考えよりも
何だかよくわからないけれども、みんながそうしているから、みんながもっているから、
だれもやっていないから、そうしてなんだかよくわからないままブームに乗せられて気が付いたらそのブームはもう終わっている。好きなものって直感じゃないですか? みなさん。
これこれこういう理由があるからこの音楽が好きで~ じゃなくて
友達がいいっていうんで・・・ じゃなくて
今の時代ならば主にネットから、テレビから、ラジオからそこから耳にした音楽が心を揺さぶり離れられなくなって・・・・。
そういうキッカケが必ずあったと思うのですよ。
好きになるキッカケっていつの時代もみんなそこからなんです。
このニュースの翌日大手音楽教室2つは反対し「音楽教育を守る会」を発足し
対応を協議する方針。 だそうです。(結局、お役所仕事っていつもクダラナイ)
こちらの記事生徒の皆さんには関係ありませんよ。
他がどうであっても私は今まで通りいろんな音楽を教えていきますね。