- 2022.01.26
- ピアノレッスンと楽器について 電子ピアノでも習えますか?
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はじめからいい楽器を用意する必要はありません。
まずは本人にやる気があって、
いかに楽しくレッスンを継続していくか、楽しく上達していくかということが一番大切です。上達の進度によって楽器の見直しをするという見方もあります。
はじめは電子ピアノで練習していたけれど
物足りなくなってきたので後から本物のアコースティックピアノに買い替えるという
考え方も理想です。ピアノはレッスンに通ってさえいれば弾けるようになるというものではありません。
ですから家に鍵盤楽器が全くないという状況で習い続けるというのは不可能ですね。一番の理想はキチンと調律されたアコースティックピアノがあることですが
(タッチや強弱・表現力をつけるという意味で)
① 子供が習い始めて続くかどうかわからないのに、
いきなり何十万のものを購入するのはためらう
② マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいるため、
音の問題で生のピアノをを弾くのはむずかしい
③ 転勤が多いため、引越しのたびにピアノを移動するのは大変
④ ワンルームに住んでいるため、スペース的に置き場所が取れない。
また、夜、仕事が終わってから練習するにはご近所のことを考えてむずか
しい。
↓↓↓↓↓
以上の理由などからピアノを購入するのはちょっとためらう、という方が多いと思います。そこで、今主流になっている「電子ピアノ」をおすすめいたします。
電子ピアノもいろいろなメーカーからいろいろなタイプのものが出ています。
- アコースティックピアノと同じような形をしているタイプ
- グランドピアノと似たようなデザインの電子ピアノ
- あまり機能がたくさんついていないけれど、
見た目がとてもスタイリッシュなタイプ(カラーバリエーションも選べます) - 10万円以上から買える枠組みもしっかりした木目デザインや鏡面タイプの黒い電子ピアノ
- (ペダルは固定でついています)
- 手ごろな値段(10万円以下)で買える電子ピアノ(ペダルは後付けタイプが多い)
- 音色も変えられるし、リズム機能が付いているタイプ
後付け簡易ダンパーペダルのタイプのものはお勧めできません。
(ダンパーペダルとは音に余韻を残す、広がりをもたらすための
通常のピアノの右側についているペダルのことをいいます)電子ピアノですと
- 日中でも音量を絞って練習できる
- 夜間などはヘッドホーンで練習できる
- 調律がいらない
などの利点があります。
ただし、鍵盤のタッチが軽めで(お値段が安いタイプほど軽い)
中級以上レベルの方だと物足りない、強弱などの表現力をつけるのにとぼしくなってしまう、
などの欠点もあります。
ダンパーペダルが固定で付いているタイプ
ジャズなどを主に好んで弾かれる方はリズム機能がついているタイプ上記のタイプがオススメですね。
3才や年小のプレピアノコースのお子様がこれからはじめてピアノを習う場合
はじめはたまたま家にあったキーボードではじめられるのもよいかと思います。
(但し、幼児用のおもちゃのキーボードやおもちゃのピアノや鍵盤ハーモニカは不可です。
あくまでも両手で弾ける鍵盤数のあるもの)
幼児の場合、まだ指が柔らかいということと、
キーボードにはいろんなジャンルのデモ演奏が入っているので、
耳の発達が一番著しい幼児は「いろいろな音楽を耳からおぼえてイメージングする」
という意味では「ただ単におけいこする」よりもずっと、
ずっと音楽が好きになることが多いのです。
(電子ピアノにもデモ演奏が入っているタイプがあります)
ただしキーボードの場合、数年後には鍵盤数が足りなくなるなど限界がきてしまいます。
ですから「ピアノを習いたいけれど家には鍵盤楽器が何もない」という方は数年で限界がきてしまうキーボードを購入するよりも電子ピアノを購入するほうが良いでしょう。(ただし、ワンルームなどにお住まいの方で電子ピアノですら置き場所がない、
という大人の初心者の方はご相談くださいね)アコースティックピアノについて
新品のピアノにもいろいろクラスがあります。
また、リニューアルピアノと称して中古のピアノもいいもの(ハイクラスのもの)が市場に出回っています。
アップライトピアノは背の高いピアノの方がその分弦が長いため音が良く高価です。
グレードの低い新品を購入するよりも、リニューアルピアノで高価格帯のグレードの高いものを購入した方が良い場合もあります。
直接触れて、音を聴いて、目で確かめて、信頼のおける楽器店で購入するのがベストでしょう
その他
- 子供の頃に使っていたピアノがある
- 今まで電子ピアノを使っていたけれど、
- 保護者の方が子供の頃使っていたピアノが実家にある
などの方々もいらっしゃると思います。
長い間使っていなかったでしょうから是非、
この際調律をなさって、また活用してくださいね。アコースティックピアノを家に置きたいのだがご近所への音漏れや
マンションなどの集合住宅なので音のことが心配です↓↓↓↓↓↓
アコーステックピアノに後付けで「サイレント機能」をつけてヘッドホーンで電子ピアノのように練習することもできます。
費用としておおよそ20万円くらいです。新品ではじめからサイレント機能がついたアコースティックピアノも出ています。
また、どうしてもヘッドホーンなしで臨場感を味わって弾きたい、
という方でしたら思い切って「防音室」を設置なさるのが良いでしょう。持ち家の一戸建て・分譲マンションなどで引越すことがない場合、
すでに普通にあるお部屋に一見防音室とはわからないような感じに
壁を壊さずに作ることもできます。
賃貸マンションなどでいつかは引越しする予定がある方でもユニット式で組み立て、解体費用もそれほどかからずに設置できるものもあります。
アップライトピアノでしたら2畳からあります。防音に関しては、かなり研究しましたので、ご相談いただければご予算・状況によって最適なもの、いい業者さんをご紹介できます。
当教室は楽器店ではありませんので、無理な購入をおすすめしません。
今、あなたにとって何が最適かをご予算や状況によってアドバイスさせていただきます。
楽器のことや今の状況、これからの状況で迷いがありましたらご相談ください。上達にあわせて キーボード→電子ピアノ→アコースティックピアノと
買い替えをしていくのも良いかと思います。
- この曲が終ったらピアノを買おう!
- このテキストを全部クリアしたらピアノを買おう!
そうして目標をもってレッスンに望んだ方が楽しくもあり、
目の前のご褒美、という意味でも上達することが考えられます。
大切なのは本人のヤル気ですからね。
むしろアコースティックピアノを購入したがさっぱり練習せず、
弾けるようにもならず→→家の中の置物状態
これだけは避けていただきたいですね。楽器が可哀想ですよ。
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ピアノレッスンをはじめるにあたって「電子ピアノでも習えるのですか?」
このご質問をよくいただきます。
中には「電子ピアノでは上達しないから習うと決めたら必ず生のピアノをご用意ください」と
おっしゃられている先生もお見かけします。
そういう先生は上級の生徒さんやコンクールなどを目指す生徒さんしか取らないなど
それなりのお考えをお持ちの先生ですからそれも一つのご意見だと思います。
私の意見といたしましては
「初めは誰でも初心者。目が出るか本当に好きになるかは本人次第」
ピアノ以外の生活全般も含めて考えた時に、音楽やピアノがどのくらいのウエイトを占めるのか
その度合いによって練習時間や集中できる時間もそれぞれです。
ムダに多くの時間をかければ良いというものでがありませんが、
短期間でピアノが弾ける技術が身に着くことはあまりなく、
10年とかある程度でも集中してコツコツとやって
はじめてピアノが弾けるという形になるのが普通でしょう。
比較的短期間ですごい上達できる人は
他の習い事などをせず、ピアノを弾くことがすごく好きで
何時間弾いていても全く苦にならないようなお子さんや大人の方でしょう。
昨今の住宅事情、とくに都市部では
集合住宅が多いですからね。
教室の周囲もマンション群です。
それでピアノを習っている人口は
すご~~く多いです。
一戸建てにお住まいの方などは
生ピアノがいいと思いますが、
やはり気兼ねなくたくさん弾いてほしいと思っていますので
電子ピアノは大歓迎です。
電子ピアノといっても実はいろいろあるんですよ。
入門の時にお母さまからよく
ご相談を受けるのですが、
10万以下もしくは10万前後の
安物は避けたほうがいいと思いますね。
タッチが軽すぎるのと
もっとひどいのは大昔のオルガンのように
ばねが入っている感じの鍵盤。
電子ピアノはどんどん良くなって
最近ではリズム搭載はもちろんのこと
タブレット端末と連動しているものもあって
『自分が趣味の生徒だったら、家族で楽しむのなら
コレ、欲しい~~~!』
というのがありますよ。
ヤマハのクラビノーバの種類には
当初から?? 2つの種類がありまして
CVP とCLP
CVPという機種はエレクトーンのような多彩な機能が
搭載されていているんですね。
最近はCSPというタブレットと連動しているものがありまして、
これが物凄く ”直感的で” 楽しいんです。
春に当教室に入会された子供の生徒さんが
こちらのCSPシリーズをお買い上げ下さいました。
生徒さんもお母さまもとっても大喜び!(^^)!
昔のピアノレッスンをご存知のお母さま方でしたら
お分かりかと思いますが、
ピアノレッスンってちょっと堅苦しい
イメージがありませんか?
私自身が開業当初からあのイメージが嫌いで
「どうにかして、そのイメージを払拭できないものだろうか?」
と色々考え抜いてここまでやってきました。
基礎はしっかり正しく!
レッスンはつねに”直感的に! 楽しく!”
どんなジャンルも弾けるように!
これをモットーに行っています。
柴田音楽教室
お問い合わせはお電話にてどうぞ
教室では常に調律・調整されたいい音のグランドピアノで、
「音を集中して聞くことができる」完全個室の防音室でレッスンすることができます。