青葉区たまプラーザ・
あざみ野のピアノ教室

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ピアノを習いたい人とピアノの先生の考え方が同じだと上手くいく

ピアノを弾く女の子とお母さんの画像

ピアノを習いたい人、ピアノを習う人が考えていることと先生がピアノレッスンに関して日頃考えていること

 

これらがうまく一致するとずっと長い間良い関係でいられて楽しく充実したピアノライフを送ることができますね。

 

●楽譜がスラスラ読めて好きな曲が弾けるようになれたらいいな

 

●音楽は人生を豊かにしてくれるから

 

●1つ1つ積み重ねて何かを成し遂げることで色々な面で役に立つから

 

●右手と左手で違う動作を同時進行で行うことによって脳の活性化につながるから

 

おおよそ上記のことを満たされることでピアノを習いたいとお考えではないでしょうか?

 

ピアノに触れている女の子の画像

しかしながらピアノを習いたい人、子供の生徒さんと保護者の方、そしてピアノの先生の間には、しばしば考え方や期待のギャップが生じることがあります。

これはお互いの立場や目的、経験値の違いから来るもので、以下のようなポイントでギャップが見られます。


🎹 1. 目標に対する考え方のギャップ

生徒 保護者さまの一般的な考え

●趣味として将来的に好きな曲が自由に弾ければいい

 

●子どものピアノレッスンは教育的要素が強く、コツコツ積み重ねたうえで成り立つことが証明されているがピアノを習った経験がない大人や保護者は短期で成立する、つまりすぐに弾けるものと考えがち。

 

それとは正反対に昔のピアノレッスンにトラウマのある大人や保護者さんは、その時の光景を思い出し、無意識にその頃の情景を思い浮かべてしまう。

 

■これに対しての一般的な先生の考えとしては・・・

●好きな曲が弾けるようになるには基礎的なことが最も大切

ピアノレッスンの導入期、つまりはじめから基礎的な指の動かし方や楽譜を正しく読んで弾くことが大切。

 

●ピアノは長期的に継続することではじめてキチンと弾けるようになる楽器。

2年や3年ではまだ基礎が何となく固まりつつある時期。

 

半年、1年で心も体も成長していくのであせらずじっくり見守りたいと思っている。

 

 

🎼 2. 練習への意識のギャップ

■一般的な生徒、保護者さんの考え

 

週に1回のレッスンで弾けるようになりたい。

練習する時間があまりとれない。

など

 

■一般的な先生の考え方

毎日、短時間でもピアノに触れる習慣をはじめからつけていくことが大切。

あまり練習時間が取れない場合は「狭く深く」「苦手なところだけ何度も弾く」

 

この方が実は効果があります。

 

レッスンに来ている時だけ弾くというような流れになってしまうと何か月も同じ曲だけを弾くことになり、前のレッスンよりもさらに弾けなくなっていたり本がなかなか進まない、発表会でも他の人より曲のレベルが劣ってしまう原因の一つと言えるでしょう。

 

ピアノレッスンは習いに行けば弾けるようになるというものではなく、自宅でのコンスタントな練習があって成り立つ習い事です。

短い時間からのスタートでも良いので必ず保護者の方が

「1日の生活の中でピアノに触れる時間を作ること」

 

「習いはじめから家でピアノを弾く習慣をつける」

ことからはじまります。

 

また、ピアノの練習をお勉強と捉えるのではなく家で音楽を流す習慣をつけると音楽がより一層好きになります。

 

●弾くだけではなく音楽を聴く習慣をつけましょう。

 


🎶 3. 選曲や教材のギャップ

生徒の考え方

自分の好きな曲だけをやりたい→モチベーション重視

 

一般的な先生の考え方

クラシックやエチュードを教えたい。技術の成長を重視

 

基礎を徹底重視しながら好きな曲も並行してやることが大事。

 

子供は好きな曲がわからない場合が多い。

それは音楽をあまり聞いていないから好きな曲がわからない。

 

最近は幼稚園や保育園でも歌を歌わない、音楽の要素を取り入れていないところもあるようです。

 

これは昔と違って保育士自身がピアノが弾けない人が増えていることもその理由の一つだったりします。

一番耳が育つ幼児期は単純な曲でも多くの童謡に触れることが大切です。

 

ピアノ教室では昔ながらのエチュードが中心になるよりもポップスなども取り入れることでより音楽性が広がり子供に「音楽が楽しい」と思ってもらえることが多いです。

 

ピアノ教師自身が音大で学んだクラシックしか知らなかったり、流行りの音楽を知らなかったりすることが多いので積極的に幅広い音楽に目を向けてみましょう。

 

最近のポップスはすごくレベルが高いものが多く小学校高学年にもなるとこういった曲が好きになる傾向が高いのです。

 

「音楽は好きだけれどピアノのレッスンはいや」と感じる原因には

「流行りの曲を弾かせてもらえない」

「世間とかけ離れた曲ばかり弾かされる」ということもあります。

 

いろいろなジャンルに触れさせることでより選択肢が増えて、高校生になるとっポップスよりもクラシックを弾く方が好き、とかジャズの方が好きなど好みが分かれます。

 

 


⏰ 4. 進度・成長に対する認識のギャップ

■生徒さん・保護者様の一般的な考え方

 

もっとすぐに弾けると思っていた

思ったより上達が遅い

やる気がある時とそうでない時がある

 

■先生の考え方

 

基礎を積み上げるのに時間がかかるのは当たり前。

個人差は性格によるものが大きい。

時間の使い方がうまい人は複数習い事をしていても上達する

ピアノは10年続けてはじめて形になるもの。

先生は長いスパンで考えている。

お母さんの考え方が家庭内で子どもにダイレクトに伝わる。

(自分が習った先生やピアノレッスンにあまりいいイメージを持っていないとそれが伝わることもある)

早くにはじめても小学生のうちに辞めてしまったらほぼそれっきりで弾けなくなる。

 

 


💬 5. コミュニケーションのギャップ

●生徒の考え方

優しくわかりやすく教えて欲しい

自分のやりたいことも尊重してほしい

時には話し相手になって欲しい

 

●一般的な先生の考え方

先生を信頼して欲しい

厳しいレッスンとは何を基準に厳しいと感じるのか

優しいだけのレッスンは時として子供を堕落させてしまうこともある

良いことは良い、ダメなことはダメとはっきり伝えることも必要

ピアノレッスンでの態度や言葉使い、振る舞いや挨拶の仕方など

 

 


💡 ギャップを埋めるためには?


✅ まとめ

ピアノ学習は「共同作業」です。
お互いの立場の違いを理解し、対話と歩み寄りを重ねることが、ギャップを埋める鍵になります。


必要ならば、「初心者向けレッスンを始める前に確認すべきチェックリスト」なども作成できます。

希望があれば先生に教えてください。

 

■はじめてピアノを習う人でもいかに楽しくピアノが弾けてわかりやすく教えて貰えるか?

 

ピアノ講師の中には「生徒をいかにコンクールで賞を取らせるか」

 

これをピアノレッスンの肝としている先生も多くいらっしゃいます。

HPやInstagramなどのSNSを拝見すると、そういったカラーが強く出ている教室がありますね。

 

それを知らずに「近くのピアノ教室だから」という条件で習いはじめてみるとお子様やご自身が求めているピアノレッスンとは大きく違いレッスンに付いていけなくなることもあります。

 

また、ここ何年かで世の中の価値観が大きく変わり生活スタイルも大きく変わりました。

その中でピアノ教室の位置づけも大きく変わりました。

 

■保護者の方々が習っていたピアノレッスンがつまらなかったという方へ

 

たくさんの保護者の方もお声を聞きますとこのようなご感想をいただくことがあります。

①バイエルがつまらなかった

 

②発表会がみんな同じような曲でつまらなかった

 

③レッスンが厳しくて楽しいと思えなかった

 

意外なところでは

 

①先生の家に犬猫がいるのがとてもいやだった

というお話です。

動物アレルギーのお子さんもいますのでその辺りは仕事としてピアノ教室を経営しているという自覚を先生側がきちんと持つことが大切です。

 

ご家族が出入りする玄関入り口と同じ経路をたどってレッスン室に入るということは毎回他人の家にお邪魔するのと同じ。

 

これは生徒さんと保護者さんにとっては大変気を遣うところだと思います。

仕事とプライベートの空間の分け方をキチンと区別することが大切です。

 

中には自覚が全くなくやられていて家で趣味程度で教えていてトラブルが発生する場合があります。

この辺りは昭和のスタイルのまま変わらずに行なっているケースもあります。

☆☆☆☆☆

ピアノの先生とは長くお付き合いをする習い事です。

お互いの人としての波長が合うことが最も大切ですね。

 

また、時代の変化とともに人々の価値観も変わっていきます。

30年前の考え方のレッスンをそのまま何となく続けているピアノ講師もいたり、ピアノは弾けてもそれぞれの年齢の生徒さんにどう向き合って教えたらよいかがわかっていない講師も存在します。

 

指導法や使う教材も今の時代の子供に合っているかということを常に考えていかなければいけません。

 

自分がピアノレッスンに何を求めているかを考えるのと同時にHPから伝わるものや直感を信じて体験レッスンに臨みましょう。

■柴田音楽教室の幼児・子供のピアノレッスン

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■この記事を書いた人

柴田里枝子のプロフィール

柴田里枝子

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