ヤマハピアノグレード5~3級 「即興が苦手なあなたへ」
ヤマハピアノグレード5~3級「即興A」の勉強の仕方や考え方について解説していきます。
ヤマハピアノグレード5~3級で即興が苦手、どのように勉強すれば良いのかがわからない、何度受けても同じ点数かそれ以下になってしまう。
あなたもそのような悩みを抱えていませんか?
特にみられるのは
①「音大生もしくは卒業してそれほど年数が経過してない方」
②「普通にクラシックの演奏だけをやって来て、そもそも即興とは何ぞや?」
やったことがないのでどのような方向性なのかがわからない。
③解答例や指南書と首っ引きで自分ではどうしていいのかがわからない
時間だけがどんどん過ぎていく
などです。

こちらの記事では試験項目の「即興A」についての考え方や勉強の仕方を細かく解説していきます。
ヤマハピアノグレードの即興は「一種の型」みたいなものがありまして自由に遊び弾きのような伴奏をしても良い結果にはなりません。
これが弾き語りや楽譜通りに弾かずに自由に自分の世界を出すライブ演奏とはまた違うところなのです。
問題集をみると「適切なバスの取りかた」と書いてあるものもありますが、それにはヤマハ独特ともいえるバスの取りかたがあるのです。
それはそう簡単に身につくはずもなく、
1回くらい解説を聞いたくらいでは身に付きません。
表面上の示唆にしかならないからです。
■短期集中で即興演奏だけを集中的に学ぶことが大切
やはりヤマハピアノグレードを教えるのを得意とする講師
又は専門にしている講師について習うことが最も合格への近道になります。
実際にヤマハのグレードを持っていても教えることが不得意な講師もいます。
それは「自分が得意なこととこれから受験される人の得意不得意が異なるから」
ということと、
「できない人、わからない人はなぜわからないかできないかということを理解できない」からなのです。
何か月か集中してレッスンを受けて合格ラインに達するまで身に付けることがとても大切。
なぜなら即興はすぐに身に付くものではないからです。
私は10代の後半に先生に付きながら勉強をしたのでそれが今でもいしずえとなって初見で曲の練習問題を見ただけでどんなバスの流れに持って行くかが即座に鍵盤上で左手の小指が勝手に動きます。
だからヤマハグレードの即興を教えるのが得意なんだと思います。
つまり「自分があの時どこで詰まってどこで時間がかかって苦労したか」を
身を持ってハッキリ覚えているからなのです。
5級はコードが付いていますが
『コードが苦手、何となく独学で単発でコードを覚えている方はコード進行という流れになっていないので何を弾いても鍵盤上で一字一句音を探しているかのようになってしまっている方が多いです』
コードが苦手な方はコードを単体で覚えるのではなく「コード進行」として流れをつかむことが大切です。
クラシックだけを勉強してきた方は和音記号で理論で後から音がついて来る形で音楽を捉えていますが、まずはメロディに対してどんなコードを付けると「快感」か「不快」かを身体で感じ取る訓練を日頃からするとよいですね。
5級の場合はむずかしいコードは付いていませんが、それでもメロディについているコードがヤマハピアノグレードの定説にのっとった適切なバスのおさえ方で鍵盤上でスラスラ弾けることが第一条件になります。

■ヤマハピアノグレード5級 即興Aの勉強の仕方■
予見時間を設けずにまずは課題のメロディを弾きます。
コードが付いているのでそのコードに乗っ取ってシンプルな伴奏を付けて弾きます。
その時のバスの取りかたが全くできていないか常に探しているような弾き方ではいけません。
このコードの流れが来たときはこのようなバスの流れに持って行くといった一種の型があるのです。
これはヤマハとは全く無縁で子供の頃からただひたすらクラシックの楽曲を譜面通りそして暗譜で弾くことを求められてきたレッスンを通ってきた方には難しく感じられるでしょう。
次に変奏1 メロディのくずし方ですが、これも自己流で模範回答集みたいなのを購入して勉強している方もいらっしゃると思いますが、変奏の仕方は絶対的な解答はなくあくまでもその問題を書いた方が「こんな風なくずし方」とその人独自の世界観であくまでも例として書いていらっしゃるのでやはりその人なりのクセみたいなものがあるのです。
ではどのように自分なりにメロディをくずしていったらよいのか?
いきなり全体のメロディをくずそうとしてわけのわからない世界感になって「自分が弾いている音が音楽になっていない」方がものすごく多いんですね。
いわゆる「ズラズラ変奏」
元にあるメロディを一生懸命動かして何が何だかわけが分からない音の羅列になってしまっている。
休符はいったいどこにあるの?
みたいな。
中には「1小節一生懸命動かして、はい次の小節は課題のそのまんまー」
みたいな方も。
まずは第1変奏がしっかり自分の世界観でしっかりできるようになりましょう。
いきなり全体ができる方はそんなにいらっしゃらないと思いますので、とっておきの練習方法があります。
「2小節だけ変奏してみる」
これです。
できた!と思ったら次の2小節。
この手法で1曲仕上げてみます。
ところがメロディを変奏することに気を取られたら伴奏がおろそかになって
どんな伴奏を付けたら良いのかがわからなくなってしまうことがあります。
実際に手を動かしてみるとわかりますが「何か変えなきゃ」という思いから伴奏は
まず、テーマを弾くときはその曲想に合った「シンプルな伴奏の形」で。
半終止は曲によってちょっと立ち止まった感じ、そしでできれば3段目はちょっと違う形にしてみることが良いです。
第1変奏のときはテーマを弾いた時と伴奏の形を変えて弾きましょう。
慣れないうちはまずメロディを変奏して堂々と弾くことに注力してそれが慣れてきたら
「変奏の時の伴奏をどう弾くか」を考えると良いでしょう。
この時メロディに適宜休符を入れることを意識しましょう。
元のテーマを何とか崩さなきゃという思いにかられてズラズラと音の羅列になって「いったい自分が何を弾いているのか」「どんな曲にしたいか」が全く音楽の方向性がわからなくなっている方もいらっしゃいます。
自分がどのようなメロディラインを弾いているのか、どこにいきつきたいのか。
これを明確に自分の弾いている音をよく心の中で感じ取りながら弾くことが大切。

次に第2変奏ですが第1変奏とはガラッと世界観を変えます。
これはご自身が得意とする音の持って行きかたのパターンを作ると良いです。
伴奏の形も全く違うものにして堂々と終わることを心がけましょう。
⇒テーマ⇒第1変奏⇒第2変奏のながれでそれぞれ2,3秒間を開けて弾く。
きらきら星変奏曲やプレインベンションのハイドンを意識して弾いてみて下さい。

■4級、3級の即興Aの練習の仕方
4級3級にはコードの記載がありません。
大切なことはメロディを見た途端にどのようなコードが付くか、適切なバスの位置を考えながら伴奏がつけられるか。
これができるか否かにかかっています。
5級の課題にあるコードよりももう一歩深いコードが「降りてくるか」
この、「降りてくる」という感覚が大事です。
そしてそれが頭の中でなくとっさんいピアノの鍵盤上で適切な位置でパッと手が動くかどうかです。
自信のなさからメロディの音量が小さい方がいらっしゃいますがそれでけで「この人は自身がないんだな」と思われ合格点が取れません。
●まずメロディを予見なしで弾いてみます。
その時無意識的に適切なコードがつけられるかが大切。
3級の方がより深いコードが付きますので日頃からピアノ曲だけではなくオーケストラや
ポップスなどでコードが比較的複雑な音楽もたくさん聴いておくことです。
譜面通り弾くことだけを行なってきた人は意外にも幅広く音楽を聴いていなかったりしますので日頃から感性を養うにはいろいろな音楽を聴く習慣をつけることで知らず知らずのうちに自信の体の中にそれが宿ります。
勉強しているのに何度受けても15点の合格点が取れない人は自己流の練習を繰り返している人。
まだ合格点に至っていないのに落ちてはすぐにまた練習問題を次々と弾いて
また次の試験をあせって申し込んでしまう人です。
最終的に合格できる人は「アドバイスを素直に受け取れる人」
「時間をかけてじっくり納得いくまで落とし込める人」です。

■横浜市青葉区、田園都市線の柴田音楽教室では
「ヤマハピアノグレード5~3級エレクトーングレード5~3級の即興を中心としたレッスン」を主に行っています。
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夜10時までレッスンを行なっていますのでお仕事終わりにもどうぞ。
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この記事を書いた人
柴田里枝子
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