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2022.07.24
ピアノレッスン 3,4歳児でうまくいく人とダメな人の違いはこれです。

幼児のピアノレッスンを長くたくさんの事例を見てきました。

そしてそこから8~10年以上とそれらのお子さんの

成長を見続けてきました。

 

3才、4才からピアノを習おうと体験レッスンに行って
うまくいく人とダメな人の差はここにあります。

それは家庭環境やご両親の考え方そして
ピアノ以外の意外な背景に関係があります。

この大切な事実を知っておくと失敗を最小限に食い止められます。

 

幼児といいましても3才なのか4才なのか

月齢(その年齢になったばかりなのかもうすぐ4才か5才かにも関係してきます)や

5才,6才なのかによっても大きく違います。

 

ですから年齢そのものよりも

どちらかというと学年の差でお子さん一人ひとりをとらえて観察しています。

 

つまり 年小・年中・年長によってできること、集中できる時間、

理解力がちがうのです。

 

これは成長曲線ですからどのお子さんも当たり前のこと。

 

以前から 幼児でも

●男女の差

●幼稚園児か保育園児か

 

これを注意深く観察してそれに合わせたレッスンを提供しています。

 

男女では成長曲線がちがいますし、幼稚園児と保育園児とでは

生活リズムが異なるという観点からです。

 

レッスンの時間帯や集中できる時間帯を考慮して

レッスン内容を変えたり。

 

■4才からステップ1をじっくりピアノレッスンを行って

進度の個人差は多少あってもみんなトントンと伸びていき

小学生になるとより軌道に乗ってレッスンが進んでいくお子さんばかりでした。

ピアノを弾く女の子

プレピアノコースはもともと3才児(年小)のために作った独自のコース

3才(年小)のご要望が多くなったため

ステップ1ですぐに両手奏に入るレッスンではむずかしすぎることと

手遊びや玩具などを使った乳児のようなレッスンではなく

半年後1年後につながっていくように

音符も目と耳とイメージの3点を結び付けていきます。

 

3才なりに理解ができるようにピアノの鍵盤でドレミが弾けるような教材を

数冊レッスンで使用して

「楽しみながらしっかり音符をおぼえてキチンとピアノが弾けるレッスン」

行っているのです。

ピアノを弾く子供の手の写真

 

柴田音楽教室は
クラシックガチガチのスパルタではありませんし

かといって誰でも来てくださいなどのゆるふわレッスンは行っていません。

 

だからみんな小気味よく伸びていきましたし

発表会でも出たいお子さんはそれなりに練習をしてきました。

 

 

ところがここ10年ほど前と比較して近年3,4才児

(年小児・年中児)のレベルが著しく下がっており

体験レッスンですら成り立っていないお子様が
圧倒的に増えたのです。

 

他の先生方の証言もあり、
若手・中堅・ベテランの講師それぞれの現場でのお話です。

 

 

それはピアノや音楽自体への興味があっても

ピアノとは関係のないバックグラウンドが大きく関係していることにあると気づきました。

 

■3,4才児がこなせること以上にこの年齢からおけいこ事をたくさん詰めすぎで

お子さんが疲れ切ってこなせないこと。

 

■生活リズムがまだおけいこ事をする体制に整えられていない。

・幼稚園から帰って疲れてすぐに寝てしまう。

・みんなで集まって何かをすることはできても
1対1の個人レッスンやお勉強的なことはできない

(1対1のおけいこ事をする前にママと文字のお稽古をする習慣など
なにかお勉強的なことをお家でされるのもおけいこ事の予備練習になりますのでおすすめです)

これは実際のレッスンに入る前の体験レッスンの時点で顕著に現れます。

 

3才、4才の幼児期のきまぐれを通り越して

赤ちゃん返り つまり急にある時「乳児」に入れ替わってしまうのです。

 

これに気が付いていますか?

これは年齢の割にものごとをたくさん抱え込ませすぎて

パニックになって逃げ場を探しているのです。

 

ピアノレッスンそのものに興味がないお子さんは

習っても苦痛なだけということを再三申し上げてきましたが

それとはまた別で、本当は好きでやる気があるのに

疲れてあれもこれもこなせなくてSOSを発信しているのです!

 

お母さん!これに気付いてください!

グランドピアノに座る女の子の写真

こんなこと10年ほど前にはありませんでした。

 

ですから今現在続いているお子さんや
過去に4才から習いはじめたお子さんも

みんなスムーズにレッスンが進んで何ら問題がありません。

 

もちろんいつの時代も興味がわかないお子さんや練習をしないお子さんはいると思います。

 

けれどそれとは全く違う次元のお話です。

 

ピアノの体験レッスンがピアノ以外のSOSの場になるなんて!

 

ー---------------

3歳の年小 プレピアノレッスンでは

適切な教材を数冊使って30分のレッスン内でいろいろな要素を取り入れて総合的に音楽が学べるような流れでレッスンを組んでいきます。

 

一人一人の個性と成長度合いを見計らって

次のステップにステップアップさせていく。

 

4才なら歩みがゆっくりでもステップ1から少しづつ少しづつ

手取り足取りよりそって教えていく。

 

これがどのお子さんもスムーズにできていました。

 

 

お子様がピアノに興味があって親御さんも教室のHPを

良くご覧になって下さりその流れで体験レッスンを申し込んで下さる方が

ほとんどなのですが

ここ数年は

先生との相性が良くても途中経過が良くても

ピアノレッスンとは関係のないことの生活に疲れ果ててしまって

レッスンが続かない状態に陥るお子さんが多くなっています。

1か月続けるのがやっとでお母さんのやらせたい心との

ギャップで逃げ出している素振り満載なのです。

ピアノのレッスンバックの写真

どこの教室に体験レッスンに行っても同じ結果になってしまいます。

あちらこちらに体験レッスンに行って
続けざまにいろいろな先生に合って緊張の連続で疲れ果ててしまった。

それだけで疲れてしまって
習うのがどうでもよくなってしまった。

実はお子様の頭の中でこのような混乱状態が起きているわけです。

幼児 とくに3才、4才ではそんなに一度に多くのことを抱えきれないのです。

 

私立幼稚園や私立小学校で入学試験で行動観察や学力試験がありますよね?

そこまでとは言いませんが
オーディションでいえば

1次審査で通っても(先生との相性はいい ピアノの鍵盤に触れられて楽しそう)

2次審査で落選する→疲れておけいこ事すべてが嫌になるパターン。

 

このパターンに陥るお子さんが増えているんですね。

 

練習をするしない、ピアノが好き、嫌いとは全く違う次元。

 

■3才、4才からピアノを含めて3つ以上のおけいこ事を

増やさないこと、背景にある生活リズムを見直すこと。

 

これらを考慮しないとピアノレッスンどころか
おけいこ事をすること自体が
むずかしいと思います。

 

昨今は大都市の過当競争と地方の過疎化と少子化の

極端な地域差による大きな問題。

 

少子高齢化による深刻な状況。

これらが相絡まってネット上でも不安をあおった情報が氾濫しています。

 

でも本質は同じで、

適期教育をする(年齢に合った適切な教育や知識の与え方)と

人間の情報処理能力は昔と変わらないのです。

 

情報過多といわれるこの時代、

ほとんどの人が流れてくる情報にただ洗脳されて

自分の意志がなくなっている。

 

いらない情報は目にしない、耳にしなくて良いのです。

こちらの記事も是非参考にごらんください「子どもまなびラボ」

 

柴田音楽教室はこれからもピアノレッスンの質を下げません。

 

幼児に乳児のようなレッスンは必要ないのです。

レッスン料を払ってピアノや音楽を習いに来ているのですから

お遊びのようなレッスンは個人レッスンでは不必要だと私は考えます。

 

集団で行うおけいこ事と個人レッスンとでは求めることも
取得できることも違います。

 

お母さま方どうお考えになられますか?

先生方、どうお考えですか?

 

歌やおゆうぎならお家でできますし、

幼稚園や保育園でやっていただけると思いませんか?

 

ピアノ教室ではそれよりももっと優れたもの
ピアノの鍵盤に触れる、

数年後を見据えてそこにつながっていくように
無駄がない音楽レッスンを提供したいと思います。

■■■まとめ■■■

■3才、4才からピアノレッスンを始めたい人は

その時点でおけいこ事を複数やらないこと

年齢がもう少し上がってから少しづつ他のおけいこ事をされることです

 

お子様のタイプにもよりますがもう1,2年ピアノレッスン開始時期を延ばすと

その後もよいレッスンができる可能性が高いです。

 

■5才、年長さんまたは小学生からピアノを始めるとスムーズにレッスンが進みます。

 

 

せっかくのお子さんの好奇心をつぶしてSOSにすりかえないように

充分考慮してピアノレッスンのスタートを考えましょう。

 

 

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