【必読】ヤマハ指導グレード合格までの期間はどれくらいかかる?

ピアノやエレクトーンなど鍵盤楽器の先生のためのグレードランクでありますヤマハ指導グレード5~3級試験。
鍵盤実技と筆記試験の2つからなる音楽の知識と鍵盤楽器での応用力が求められる試験内容になります。
楽曲を譜面通りに忠実に弾くクラシックピアノの楽曲練習とは求められるものが異なります。
①鍵盤楽器上でいかに即興的に音を操ることができるか
②目の前に楽器がない状態でソルフェージュ力を頼りにいかに音楽を多角的に捉えることができるか
ということを試される試験です。
そしてこの指導グレード試験で一番大切なこと
■「いかにコードを知っているか」
■「コードの感覚で音楽を理解できるか」ここが
キーポイントです。
<要約>
■誰に習うかで大きく変わるグレード受験合格までのプロセス
●コードでピアノを弾いたことがない方は同時進行もしくは先にコードでピアノが弾けるような体制を作っておくと良いでしょう。
これはグレード試験に関係なく、今後の音楽のお仕事にもレッスンにも必要不可欠だからです。
●ヤマハグレードライセンスを持っていないピアノ講師に習ってはいけない
一般的なピアノ講師は「ヤマハピアノグレードまたは指導グレードを持っていない」ことが多いです。
中にはグレードを持っていないにもかかわらず「グレード対策のレッスンもします」というように謳っているいるところもあるようですが注意が必要です(人口が割合少なめの地域など)
ヤマハのグレード事情に精通している講師(ヤマハシステム講師または元ヤマハシステム講師)でグレードのレッスンに力を入れている講師にレッスンを受けることをお勧めします。
いかに合格基準に最短で導くことができるかをわかっている講師でなければいけません。
そう意味では「元ヤマハシステム講師」などヤマハに精通している講師にレッスンを受けることが何よりの早道です。
●グレードを取得している講師でどれだけグレード受験に適したレッスンの経験値があるか。
それを相手にわかるように、できるように合格ラインまで持って行くことができるまで教えられる講師なのかどうか?
この要素がとても重要になります。
5級であれば筆記試験の項目の一部が音大の受験問題と同レベルのものもあります。
■これらの試験は勉強をはじめてからどれくらいの期間で合格できるのでしょうか?
一番に大切なことは『一定期間集中して勉強すること』です。
音楽大学の入試や授業と一部かぶる試験項目もありますが、基本違うものだと考えて下さい。
自己流で勉強して何度も受験しては落ちを繰り返すのではなく
ヤマハ指導グレード受験対策に強いレッスンを行なっている先生のレッスンについて数回でも試験に受かりやすい対策を教えている教室の門を叩くのが一番早いかと思われます。
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ヤマハ指導グレードのレッスンはオンラインでも可能ですので、オンラインレッスンでグレード対策に力を入れている教室のレッスンを受けてみることをお勧めします。
一般的な街のピアノの先生といわれる教室ではクラシックの楽曲は教えられても、ヤマハグレードの受験対策のレッスンは行なっていない(先生自身がヤマハのグレードを持っていないもしくはグレード対策のレッスンは行なっていない)場合が多いです。
また、1回のレッスン時間が短くすべての試験項目をレッスン内で網羅できない場合があるため、数回に渡り集中してレッスンを受けるかレッスン時間を長めに設定している教室がベストかと思われます。
苦手な項目や正しい考え方がわからない場合はあなたの苦手項目を中心にレッスンを行なってくれる教室があります。
■ヤマハ指導グレード5~3級の試験は
どれくらいの期間勉強すれば良いのでしょうか?
あなたがこれまでどのようにグレード対策の勉強をしてきたか、音大卒なのか、何を苦手とするかにもよります。
<5級の場合>
①音大卒もしくは音楽専門学校などでピアノをやっている方の場合
集中して勉強すれば半年~1年以内と考えましょう。
5級であれば筆記試験の項目の一部が音大の受験問題と同レベルのものもあります。
②ピアノを普通に習ってきた方で中級~上級の方
楽曲演奏と指導グレードの知識は別物ですので、個人差はありますが多くの場合2~3年は必要な場合があります。
この場合、単発で指導グレードの受験対策レッスンを受けてちょっとアドバイスをもらって独学で勉強して受かるというのは難しいです。
楽曲演奏とは違う点は『コードに置き換えて演奏できるかどうか』
実技の場合、適切な伴奏の型というものがありますので、その型を体に染み込ませることが大事です。
ヤマハのグレード試験、特に指導グレードはコードに強くなければいけないのです。
メロディとコードの関係が密接に結びついている試験問題が多く、各級のコードの知識と理解力も実技と筆記のレベルが密接につながっています。
<4級の場合>
5級取得からどれくらいの期間が空いているかにもよりますが、おおよそ1年と考えましょう。
5級よりもより深いコードの知識が必要です。
筆記試験の内容も和声法やピアノ以外の楽器の楽譜の書き方などが求められます。
すでに5級をお持ちの方が多いかと思いますが、筆記試験の内容が5級とは異なりますので
各試験項目を同時進行で集中して深く勉強すること、より多くの問題を解くことで自信につながります。
<3級の場合>
まずは1,2回で合格はないとお考え下さい。
全ての項目を自信を持って試験に臨むと考えると、個人差はありますが2,3年は必要かと思います。
音楽を多面的に捉える力が備わっているかを試されます。
コードを奥深いところまで多様できる能力、作曲能力、ポピュラー系音楽のアレンジ力など音楽の仕事をする上で非常に役立つ要素が詰め込まれています。
ヤマハのシステム講師で上級の生徒さんや専門コースのクラスを担当できるということだけではなく、一般的に音楽を仕事とする上で必要とされる要素が盛り込まれていますので指導者以外の方もぜひこのグレード3級に挑戦してみましょう!
かなり深いところまでのコードの知識が必要です。
知識だけではなくそれを鍵盤上ですぐに演奏に繋げられるかどうか、そして筆記では
メロディを見ただけでより複雑なコードを付けることができるかどうかです。
万全の体制で一度受験してみてどの試験項目がダメだったかを見ることです。
そしてダメだった試験項目を徹底して集中して深く勉強すること。
くれぐれも落ちてすぐまた受けて落ちてを短期間で繰り返さないことで精神統一を図って下さい。
あせって立て続けに受けることで逆に点数が悪くなったり自信を無くすことがあります。
■聴音に関しましては各級それぞれ本番でどのような順序で音を聴くと良いかということと、エレクトーンの音を聴いたことがない方のために実際の試験と同じ時間配分で実施動画を無料で提供しています。
ぜひご活用ください。
また他にもヤマハグレードに関する記事を執筆していますのでぜひ「ブックマーク」して何度もご覧くださいませ。
以下のリンクから実施動画で正しい聴き方で勉強されると
聴音は100点、95点楽勝で取れます。
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●ヤマハ指導グレード「聴音の聴き方」
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●この記事を書いた人
柴田里枝子⇒柴田里枝子講師のプロフィール